« 食べ過ぎの影響 | トップページ | プラスに連想しよう »

複数ヒロイン制

 しかしコードギアスR2の展開は面白い反面、予想を大きく裏切ってくれないのが残念だ。

 第二話の見所は、前作の最終回の後の出来事の回想だ。

 友人(ルルーシュ)を売って「ナイトオブラウンズ」になるスザクに驚きつつ納得した。

 そう、これでスザクもルルーシュと同じになった。

 ルルーシュもスザクも「目的の為に手段を選ばない」行動を取った点では全く同じになったのだ。

 ブリタニア王の反応も計算に入れた上であのような行動を取ったのならば、スザクも随分変わったなあと思う。単なる奇麗事を言うキャラでなくなったのは、ユフィの死で覚悟が出来たからなのか。

 それはともかく「マクロスフロンティア」である。(と前回と同じ様な始まり方をするのだが(笑))

 マルチエンディングという方式を取り入れたゲームの登場で、一つの作品にヒロインが複数居るというのは当然の状況が生まれた。

 確かに昔のラブコメでは、三角関係の発展で魅力的な女性キャラが増加していくという事は多かった。

 しかし、ゲーム原作の場合では全てのヒロインにエンディングが存在する為に、自分の贔屓のキャラが不幸に終わるとは限らなくなった点が過去と異なる。

 メインのヒロインとサブキャラの関係で終わらなくなった訳だ。極端な話、全員が対等の立場になったと言ってもいい。

 お陰でキャラ人気という分野が大きくなり、登場する女性キャラの重要度が増した。

 が、その反面どのキャラもヒロインとして成り立つ様に作らなければならなくなり、各キャラの個性が薄まった・・・と言うか、場合に拠ってはみんな似たり寄ったりのキャラになってしまってないかと感想が出る作品も増えた様に感じる。

 ハーレム系作品と言われるモノに出てくる女性キャラは、一応受け手が好む様な個性(ある意味記号的な)を持たされて複数用意される事が多い。

 なんとか系のキャラとカテゴリ分けされている状況が、現状の問題点である事は理解して貰えるだろうか。勿論、それが全部悪い訳でないし、それを楽しみたくてプレイしたり、作品を見たりする事は自分もやっている。

 マクロスフロンティアで感心する点は、ヒロイン達の設定にもある。

 まず、絵柄が全然最近の流行と違う。個性的だ。間違いなく他の作品と並べた場合違って見える。

 ランカとシェリルの性格設定(見た目も含めて)の違いがはっきりして区別がつきやすい。意外と、過去の作品で有りそうでなかったような印象を与えてくれる。

 愚かにもカテゴリ分けをしてみれば、シェリルはタカビー系とか女王様系とか、ランカは癒し系とか妹系という説明も出来るのだが、何故そうなのかを劇中の描写で納得させられるので、なんとか系のお決まり台詞を喋っている訳でない様に感じさせてくれている。

 この二人、完全に美点が違うので、どちらのキャラのファンの方も支持しているのが納得できるし、広く作品のファンを増やして行くのではないかという期待も出来る。

 特に第二話を見て、一話が比較的シェリルの魅力を描いていた事に対して、きちんとランカの魅力を伝えようとする作りになっていた事から、ここまで書いた事を感じたのだ。

 美点がはっきり分かれる二大ヒロインといえば「超時空要塞」の時だってそうじゃなかったかと言われる貴兄もいらっしゃる事だろう。

 だが、今でこそ「ミンメイ、美沙の二大ヒロイン」とは言われるが、当時は早瀬中尉がヒロインとして機能していくなんて、見てるファンは想像もしてなかったのだ。

 フロンティアは25周年作品でもあるので、わざと「美点がはっきり分かれる二大ヒロイン」を用意してあるのも間違いあるまい。だが、今回は美沙やミンメイが持っていた美点を上手く二人に振り分けてあるし、当時の事は既知の事だから「今回、どちらが美沙の、ミンメイの役割なのか?」という点が読めない様にしてある。

 ある方の指摘だが「シェリルは劇場版マクロスのミンメイで、ランカはTV版マクロスのミンメイに見える」と有ったが、これも意識されているのだろう。

 二話までを見た方の感想で「初代マクロスリスペクトをやり過ぎて辟易する」という物が散見されたが、自分が見る限りでは、作品中の必要な描写が有って、それに合致する旧作のシチュエーションが有れば取り入れるし、やるからにはそれ以上の事をやろうという姿勢は見える。(勿論、旧作のシチュエーションを入れるにはどんな展開をさせたら良いのか、と考えて入れられているシーンも有るが)

 宇宙空間に吸い出されそうになったランカを、VF25のコクピットから飛び出して助け出すアルトのシーンはちょっと驚きつつ感動した自分が居る。

 アルトは輝よりも根性あるなあなんて思ったり(笑)

 思えば、自分からバルキリーに乗せろと言ったマクロスの主人公は初めてになるんじゃないか?

 旧作リスペクトはあるけれど、作品での意味合いはだいぶ違うので、現状先が全然読めてこない。勿論ランカが「ミスマクロスコンテスト」に出るのは規定の様だけど、その後の展開は(ネタばれになるので書かないが)確かに有りがちだが旧作を知っているものにしてみれば意外な展開をしている。

 不思議な話だが、意外な展開や驚きの展開は「コードギアス」の売りだったと思っていたが、今期はむしろマクロスフロンティアの方に驚かされている。

 「ギアス」はギアスパターンが出来てしまった為か、もっと驚きの展開をしないと凄く思って貰えないのが難儀な所かもしれない。

 今後の両作品の発展に期待したい。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/207349/20277708

この記事へのトラックバック一覧です: 複数ヒロイン制:

コメント

ちょっと通りますよー

投稿 すいません | 2008年4月17日 (木) 00時47分

はじめまして〜。
マクロスF見ました〜。
たしかに、ギアスはもうちょっと展開に驚きがあんまないですね〜。
個人的には、ランカが、可愛いです。
萌え担当か、とかちょっと最初は思ってたのですが、そんな言葉じゃ失礼だと思わせる、うまいキャラ設定だと思います。
なんだか、最近は、ああ、可愛そう、、、
と思っちゃって胸が痛いです。
正ヒロインが分かりにくいと個人的感情移入しにくいです。

投稿 めい | 2008年6月 7日 (土) 11時36分

コメントを書く